2005年06月09日

2005/06/09

10時、GRIPSにて『Die Faxen dicke(もうたくさんだ)』を久々に観劇。
稽古に付いていた作品が一ヶ月と少し経過してどの程度クオリティーが保たれているのか知りたかった。

終演後、そのままGRIPSの作業場にて雑務。
17時過ぎ、ブレーメンから戻ってきた天音さんとお姉さんをOstbahnhofにてお迎え。
お二人をペルガモン博物館に案内して、ボクはドイツ劇場へ。

20時、Deutsches Theater Kammerspieleにて『Clavigo(クラビーゴ)』観劇。
愛と出世のどちらをとるか。ゲーテの作品。

終演後、ベルリン大聖堂の見えるシュプレー川沿いのカフェにて、天音さん・お姉さんとビールで乾杯。

2005年06月08日

2005/06/08

9時過ぎ、天音さんとお姉さんが一泊二日で、ハンブルクとブレーメンに向かわれるので、Ostbahnhofまでお見送り。

10時、carrousel Theaterにて『Ich knall euch ab(お前ら殺すぞ)』観劇。
1999年、アメリカ・コロラドにあるコロンバイン高校で起きた大量殺人事件をモチーフにした中高生向けの作品。
学校内の「暴力」をテーマに、俳優達は観客である学生達に挑発的・攻撃的にセリフを投げつける。終演後も観客席は静まりかえったまま。刺激的な作品だった。

14時、Mischaelさんと『わが町』翻訳に関する打ち合わせ。

18時、Schaubuehneにて『insideout』鑑賞。前回、素晴らしい振付をされていたSasha Waltz氏の作品である。
今日の舞台は客席なし。劇場内全体が舞台で、観客が自由に動き回りながら、あちこちで繰り広げられるダンスを見て回る。
奇妙きてれつな作品だった。個人的には前回の作品の方が好みではあるが、こんな演出・振付はボクには思い付かないことばかり。

2005年06月07日

2005/06/07

午前午後と、自宅にて雑務。(やっと文化庁の報告書が書き上がった)
散髪に行く。(可もなく不可もなし)

18時、GRIPS/STWにて『Klasse der Besten(最高のクラス)』三度目の挑戦。
さすがにちょっとは理解できた。
人は他者と接した際、その他者をどの点で評価するか?
「経済力や社会的地位か」あるいは、「人柄やココロか」。…というのが、このハナシのテーマ。
「おカネじゃないよ、人柄こそが大事」というならば、その「人柄」を判断する基準は?
結局、それも自分自身の中にある。ということは、やはりまず自分自身を見つめられていなければ、他者に対してどうのこうのは言えない。何だかボクは不可知論のドグマに陥ってしまったようで…
う?む、やっぱりムズカシイ。

20時、清流劇場のチラシでいつも切り絵を作ってくださっている、天音さんとそのお姉さんが訪独。Berlin Ostbahnhof駅にてお迎え。
我が家に案内した後、ドイツレストランにて食事。

2005年06月06日

2005/06/06

10時、GRIPS Theaterにて『Der Ball ist rund』を観劇。
(タイトルを直訳すれば『ボールは丸い』だが、今はしっくりする日本語のタイトルが思い付かない)
社会貢献を標榜するスポーツメーカーの欺瞞を若者達が暴く物語。数字を細かく出してきて、会社側と議論を展開していく。
10歳以上向けの作品にしては少々ムズカシイのではないかとも思ったが、ボクの方が逆に子供を「子供」として捉えすぎているのかもしれない。

終演後、そのままGRIPSの作業場にて雑務。

20時、Schaubuehneにて『Shoppen & Ficken』観劇。(この作品に関しても日本語のタイトルが分からない)
ドタバタ喜劇だが、この作品は日本語で上演されても、おそらくボクには面白味を感じられないだろう。不愉快なので、途中休憩で帰った。

2005年06月05日

2005/06/05

珍しく、朝から雷付きの大雨。
午前・午後と雑務、雑務。ホンマに雑務。
(ちなみに、文化庁への報告書書きや観劇前の下調べ・単語チェックなんかもこの雑務に含まれる。)

20時、Berliner Ensembleにて『Die Juden(ユダヤ人)』二度目の観劇。
前回は3階席からの観劇だったので、今回は一階席のチケットを購入。
確かに、前回よりは理解できた。勿論よく分からない箇所もたくさんあるが、ただ漠然と「分からない」のではなく、ここが「分からん」というのが分かった。ま、結局「分からん」のだけれど。
でも、ちょっとは多少進歩したかな、とも思う。
はぁ?。ユダヤ人の問題はとにかく複雑である。

2005年06月04日

2005/06/04

午前中、掃除なんかも含めて色々と雑務。
14時、Das weite Theaterにて『Warum alle Kuehe bunt sind oder Olga bleibt Olga(どうして牛にはみんな色があって、オルガはどうしてオルガのままなの)』を観劇。本日初日を迎えた作品。人形劇と俳優の演じる芝居が混在した作品。一人で両手と片足を使って、三体の人形を操っている。
子供向けの作品であるし、ストーリーは複雑ではないが、天蓋ベッドを存分に利用したオリジナリティー溢れる演出であった。

19時半、GRIPS/STWにて『Klasse der Besten(最高のクラス)』二度目の観劇。
資料が手元にあったので、前回(9月18日)の観劇記録を読んでみると、なるほどボクは全く分かってナイ。今日の観劇でどれくらい理解力が上がっているか、楽しみ。
で、観劇。
…全く聞き取れない。
パンフレットなどを読むと、この作品は学歴主義偏重の是非を問うモノのようだ。
全然理解できなかった。
田中孝弥、凹む。悲しいやら悔しいやら…、自分の頭の悪さに情けなくなる。
はぁ?、とため息。とぼとぼと帰宅。
アレックスの店で泥酔。

2005年06月03日

2005/06/03

10時より、caroussel Theaterにて『Grimm total(ぜ?んぶグリム)』観劇。
確かにタイトル通り、劇場全体を使って、あらゆる所(7箇所)でグリム童話を上演している。確かに志は高し、発想は面白いのだが、ボクにとっては一つ一つの作品の出来具合にやや不満の残る上演だった。
今日は劇場でChefdramaturgin(文芸部長・女性)と出会い、色々と劇場内を紹介して頂いた。

16時半、ベルントのお喋り教室。

20時より、Berliner Ensembleにて『Die Farbe Rot(赤色)』を観劇。
観劇といっても、正確には「劇」ではなく、副題にも『ブレヒトに関する歌曲の夕べ』とある。7人の俳優が2時間唱い続ける音楽会。ブレヒトと彼が愛した5人の女性たちがそれぞれの思いを込めて唱う。それは愛情だけではなく皮肉もたっぷり。
それぞれの人物が程よく距離を保ちながら、歌を通してブレヒトの像に迫ってゆく、少し上品で大人の作品だった。
こういう作品を観るとベルリーナ・アンサンブルの懐の深さを感じる。

2005年06月02日

2005/06/02

10時より、Schaubudeにて、『Das Entchen(小ガモちゃん)』観劇。
Schaubudeというのは見世物小屋の意だが、これがまた凄い人形劇だった。一人の道化が登場して、その場でその辺にあった紙を手で切って人形を作り、劇を始めるといったモノ。
ココまで何にもナイところから劇を構築されると、ボクは如何に小さなモノにこだわっていたのか、と恥ずかしくなる。
本当に必要なモノは知恵と勇気と想像力だけよ、と中年女性の道化役の方に語りかけられたように思う。

午後、グリプス劇場でいつものように雑務。

20時半、Haus der Kulturen der WeltにてLeni Basso 『Ghostly Round』を鑑賞。
今日から始まったダンスフェスティバルの初日を日本のダンスグループが飾った。
Haus der Kulturen der Weltは今まで観た劇場の中で一番大きな劇場だと思う。
こんな大きな劇場で立派に公演してはってエライなぁ、と感心。

2005年06月01日

2005/06/01

午前中、買い物。
16時、Puppentheater Firlefanz Berlinにて『Der Froschkoenig(カエルの王様)』観劇。
開演直後から子供が大泣きして、観客も演じ手もやや集中力に欠けていた。結局、最後まで大味な感じは拭い去れず、楽しめなかった。子供を相手に演じることのムズカシサを感じる舞台だった。

19時、Berliner Ensemble のPavilionにてMax Frisch作『Biedermann und die Brandstifter(正直者と放火犯人)』を二度目の観劇。
エエ芝居だった。こういう作品が本当の喜劇というのだろう。30年前に書かれた作品とはいえ、現在にも大いに通じる厳しい皮肉り方で、観客は笑うしかない。笑いながら、自分自身に突き刺さる「笑い」である。
何かに対する怒りを表現する時、それが直接的表現であるということは、その表現者にとってのその怒りはまだまだ「生」なのではないか。Max Frisch氏はそんなことを考えさせてくれた。

2005年05月31日

2005/05/31

10時、carrousel Theaterにて、Theater der Jungenwelt Leipzigの『Das singende klingende Baeumchen(歌うたい、鈴ならす木)』観劇。
王様のわがままな娘が成長し、最後はココロやさしい娘に成長する、いわゆる成長譚。
娘の用いるコトバが変化しているのに、ちょっと気づけた。それだけでボクは自分に感動。
子供向け芝居は、芝居の勉強にもなるけど、ドイツ語の勉強にもなる。

GRIPSにて雑務の後、
19時半、Berliner Ensembleにて『Ein Sommernahtstraum(夏の夜の夢)』観劇。
ベルリーナ・アンサンブルがシェイクスピアをどう料理するか楽しみだったが、思うほど楽しめなかった。3階席で観劇したのだが、どうもこの劇場の3階席はボクと相性が良くないのか、気分が悪くなってきて、途中休憩で帰宅した。今日は少し早めの就寝。